Filtro di Condizionamento d'Aria
- 4 giugno 2001 -
エアコンのフィルター。
日本車が外車より優れているといわれる点にエアコンがあります。「セルシオとクラウン・マジェスタはどっちが偉いのだろうか? でもやっぱりベンツにはかなわないよな」などと考えているオジサンも、日本車なんて最初から眼中にないルボラン読者のオニイチャンも、エアコンだけは日本車が最高と思っています。いや、徳大寺さんだってそう書いていたような気がする。
ヒロヨンを買ってすぐのころですが、知り合いの子供(7才)を乗せたところ、「このクルマ、エアコンがうるさい」とご指摘なさいました。
なるほど! エアコンがうるさい。ワタクシ、正直、この視点には感嘆しました。これまでいろんなクルマに乗って、ああ、このクルマはロードノイズがうるさいな、とか、内装の立て付けが悪くて変な音がする、とか、160kmを超えるとさすがに風切り音が、とか、そういうことは感じたのですが、エアコンがうるさいとか静かとかいうことは、思ってもみませんでした。そういう観点そのものを持ってなかったのですね。
確かに、昨今の日本車はたいてい、アルファロメオなんかより静かなエアコンを搭載していそうな気がバリバリにします。きっと164を開発した人たちも、ぼくと同じようにエアコンの音がうるさいとか静かとか、そういうことを考えもしなかったんじゃないでしょうかね。トヨタに乗っている人が自分の意志で自動車をコントロールするということを考えもしない、というのと同じことです。私も日本車に乗っていたのは10年ほど前の話になるし(*)、ものの見方が平均的な日本車ドライバーとは違ってきているのかもしれません。
ま、それはともかく、去年の夏はヒロヨンを買ったばかりだったわけですが、エアコンが効かないことに関しては家族の定評を勝ち得ていました。前のクルマ、すなわちBMW 320i(E30)もあんまり効かなかったけど、それと変わらない感じだったのです。妻には、車内にミニ扇風機を標準装備すると脅されたほどです。で、問題なのは、164を買うときに「BMWは寒い国のクルマだから、エアコンが効かないんだ。もっとエアコンが効く南の国のクルマにしよう」なんてことを言っていたことです。誰がって、私がです。
それなのに、買ってきたクルマがこれまたエアコンが効かないから、家族は不審の目で見ますよね、それはまあ。
そういう事情もあって、今年の夏は勝負だったわけです。いや、ホント。なんとかせんとイカンかったわけです。で、本題となりますが、エアコンのマイクロフィルターを交換したということですね。マイクロフィルターというのは、花粉やらディーゼル車の排出するパーティクル・マターやらを室内に入れないという大変役にたつ代物です。
今回はチェッカーモータースで部品(フィルター)を購入し、自分で交換しました。5,880円でした。
ちなみにそのチェッカーモータースは、入り口にクレジットカードのステッカーが貼ってあるくせにカードが使えません。カードを読み取る機械ありますよね。あれが壊れていて、ずーっとそのままになっているんだそうです。これは一種の詐欺に近いですよね(大袈裟?)。ぼくはなんでもカードで払いたい方なので、もう2度とあの店は使わないっていう気がします。サービスそのものは悪くないんですけどね。つまらないところで信用をなくしてはいけませんねえ。
フィルター交換の仕方はチェッカーモータースの人に教えてもらいました。簡単といえば簡単ですが、手は真っ黒になりました。っていうか、取り出した古いフィルターは、ほんとに真っ黒。交換の方法は、 Web ka-bo- にも載っています。
それでですね、フィルター交換後、エアコンは驚くほど効くようになりました。これは大変価値がありましたです。2001年夏は、7月が滅茶苦茶に暑かったわけですが、クルマに乗ってしまえばとりあえず大丈夫っていう感じでした。ちなみに、今年もオーバーヒートの気配は今のところありません。
実は、運転席と助手席の窓にも紫外線・赤外線カットのフィルムを貼ろうかと思っていたんですが、エアコンがよく効くようになったのでやめました。それと、音の話に戻ると、これはまあ、フィルターを換えてもやっぱりうるさいですね。そういう観点で見れば。