Pirelli P Zero Nero
- 24 luglio 2005 -
ピレリP Zero Nero。
タイヤを換えました。
買ったとき付いていたのは、グッドイヤー・イーグルF1。半年後に買い替えたのは、ミシュラン・パイロット・プライマシー。今回が、ピレリ・Pゼロ・ネッロ。生産は今年の3月です。
ピレリは、P-600をインテグラとBMWで使ったことがあります。割と安くて、入手しやすいということがあったんです。
入手しやすいというのは、ぼくは比較的重視します。なぜなら、旅行中にパンクしちゃったりしたときに、すぐに換えられるからです。まあ、164はテンポラリーじゃないちゃんとしたスペア・タイヤを積んでいますから、とりあえずはそれでいいんでしょうが、どうせ後で付け替えるわけですから、買えるものならすぐに買っちゃった方がいいです。ちなみに、今スペアのホイールにはイーグルF1が付いています。当然サイズは同一(205-55/16)、同一のホイールです。
それじゃあ、Pゼロ・ネッロは入手しやすいのかというと、ちょっと分からないんですが…(笑)。まあ、いいのです。パンクしたときのことまで考えてられません(圧倒的自己矛盾)。
で、つけかえて、どうだったかというと、基本的にはパイロット・プライマシーと同じ系統のタイヤだと思いました。
パイロット・プライマシーよりちょっとゴロゴロした感じがするのと、やや固めで応答性がいいという違いがあります。あるような気がする。(^^;
いや、並べて乗り比べられるわけじゃないし、ミシュランの使い古しの印象とピレリの新品の印象を比較することになってしまいますから、本当のところはよくわかりません。が、基本的にはスムーズで静かでしっとりとした「貼り付き感」があるというところが、パイロット・プライマシーと同じ感じです。一言でいえば、コンフォート系なんじゃないでしょうか。
でも、コンフォート系といっても、ブリヂストンのレグノとは全然違うと思います。
ぼくはBMWでレグノの確かGR-5000とかいうのを使ったことがありますが、これは最悪でしたね。ふにゃふにゃで。変えた瞬間、P-600とははっきり違って、静かで乗り心地がいいと感じましたが、そのかわり、とにかく運転してて若干不安がありました。いかにもアリストとか乗ってるお父さんに受けそうな、日本的な、子供っぽい製品でした。
で、話を戻しますと、パイロット・プライマシーが悪くいえば常にミクロに滑っているような感じがするのに対して、Pゼロ・ネッロはそういう傾向が少ないです。バリバリにグリップしてるわけじゃないと思いますが、あえていうなら、ハンドルを切ったままに向きが変わる感じ。あくまでパイロット・プライマシーと比較するならば、の話ですが。
で、で、総合的にどうなのかっていうと、ブランド感とも相まって、満足してます。少なくとも164にはよく合っているんじゃないかと。
パイロット・プライマシーの方は、結局4年3万キロも使っちゃいましたが、サイドウォールのひび割れとかは、屋内保管だったし、軽く見た限りではほぼありませんでした。でも、ちょっとはあった(笑)。こちらも、総合的にはいいものだったと思います。
イタリア車だからピレリ、とかいう気持ちは全然ありませんでしたが、クルマに限らずイタリア・ブランドには、なんとなく憧れるものはあります。
あと、子供の頃、スーパーカーにはピレリが装着されている、みたいな洗脳をされたみたいで…。子供にブランドを刷り込むと、非常に効果的です。
10年以上前にピレリがF1をやってたときは、全然活躍しませんでしたが、それでもなんか、Pゼロってのは究極のタイヤだっていうような思い込みがあったりもするんですね。
先日、信号で横に止まった自動二輪のライダーが、じーっとタイヤ付近を見つめてました。「そーなんだよ、ぴーぜろなんだよ。フッフッフ」とほくそ笑んじゃいましたよ。そんなことよりボディーをもっと磨きましょう(自戒)。
ところで、タイヤのサイズって不思議ですよね。205-55/16の205は、単位はミリメートルです。一方、16はインチです。なんでかな?