Alfa Romeo di Gioia
- 25 giugno 2001 -
「快楽のアルファロメオ」。
以前、雑誌かなにかで 「快楽のアルファロメオ」という本 があることを知って、とにかく読みたいと思いました。いや、その、アルファロメオに飢えてる状態なんですね。なんでもいいから、関係あるものを読みたいという感じ。
でもちょっと古い本みたいだし、ベストセラーになるような内容じゃないだろうし、本屋ではもはや見当たらない。近所の図書館やブックオフという古本屋も適当に探しましたが、見つけることはできませんでした。
で、まあ、あきらめてたところ、チェッカーモータースに置いてあったんです。ハードカバーで、そこそこくたびれた感じの「快楽のアルファロメオ」が。そこで、「あ、俺、この本探してたんだ」と思い出しまして、本屋で取り寄せてもらうことにしました。できればハードカバーのもの、なければ文庫、ということで注文。
結局、ハードカバーの在庫はなくて、 文庫本 が届きました。が、これが驚いたことに800円もする。カラーの口絵がついているとはいえ、266ページしかない文庫本が800円。どういうことなんでしょうね。
内容的には、まあまあというところでしょうか。著者の 山川健一 という人は、いうなれば70年代ハードロッカーなわけです。外見からして。そういうオジサンって、よくいますよね。ワタシ、偏見というのとはちょっと違うんだけれども、そのへんの世代の人を基本的にちょっと信用していない部分がありまして、なぜかっていう説明はここでは省くとしても、ね。もちろん、あれですよ、全員が信用できないということではまったくなくて、どちらかというと、「不幸な世代」というような認識なんですね。なんかよくわかりませんね。こういうことを論じる場ではないので、先行きましょう。
基本的に共感できない世代の人が書いた文章だから、やはり基本的には共感できません。でも、そこはアルファつながりがあるから、そこそこに楽しめるわけです。
特に、この人は164のオーナーだったこともあるんですね。大体アルファ関係の文献って、164のことはほとんど触れられてない。でも、この本の場合、最初から最後まで、いろんなところにちょこちょこと164の話題が入ってきます。ナイスです。
それで、164に関する記述そのものも、とても共感できる感じがします。そうそう、そうなんじゃよね〜、という感じ。さて、私は山川健一に共感できたのか、共感できなかったのか。いったいなんなんでしょうね。