Perdere Benzina
- 18 aprile 2002 -
燃料がもれる。
もともとヒロヨンは、始動直後ガソリン臭いことが多いです。っていうか、イタリア車はけっこうそうだっていう噂も。ガソリンタンク内のなんとかが日本車に比べてなんとかだからなんとかなのだ、ということらしいです。よくわかりません。いずれにしても、始動して1分もしないうちに匂いは消えます。
ところが今回は違いました。近所から5分ほど走って家に帰ってきたんだけれど、ずっとガソリンの匂いがする。それで、フードを開けて見てみると、燃料のラインからポタポタと液体が垂れているですよ。V型エンジンのバンクの間、あの美しいインテークの手前のところに金属のパイプがあって、そこから各シリンダーに燃料を送っているのですが、そのパイプにつながっているゴムのチューブの部分から漏れています。はっきりいってズイマです。164がどっかの山の上で燃えてしまったという話も聞いたことがあるし、下の方にはちょっとした水たまりみたいになっているし、いよいよ常備している消化器の登場か!? …危惧されます。
ま、とにかく夜なんで車庫に入れました。で、翌日、販売店のデスティーノに電話すると、「どのくらい漏れているか見てみて、劇的に漏れているようだったら危険だからもう一度電話してください。そうじゃなければすぐに持ってきてください」とのことであった。「ガソリンが劇的に漏れる」というのがどの程度のことなのか、私のようなものには判断が付きかねますが、溜まりになっているのはまずいんでしょうね、やはり。
で、一応、漏れてるように思われるパイプとチューブの連結部のねじを絞めてみました。するってーと、洩れは止まりました。なーんだ、ねじが緩んでたのか、と、水道の漏れか何かならここで終わりとするところですが、なにぶん燃えるという噂もある164ですから、一応デスティーノに持っていきました。
すると、そのゴムのチューブが劣化している、とのこと。「ほんとかよ。こないだ12ヶ月点検したのに、なんでそのとき言わないんだよ?」と思わないでもなかったですが、すぐに交換できるというのでやってもらいました。費用は税込み3,150円。こんなことで燃えてしまってはたまりませんからね。
ちなみに、作業が終わるのを待っている間、置いてあったフェラーリF355ベルリネッタに座ってみました。フェラーリ初体験。さすがに座っただけでは興奮はしなかったけれど。でも、きれいでかわいい。