Il Problema del Servosterzo
- 25 giugno 2004 -
パワステのトラブル。
164の弱点のひとつだといわれるのがパワーステアリング。「いつかは必ず壊れるから心配しなくていい(笑)」と言われるほど、必ず壊れるところだそうですが、うちのもついに壊れました。
壊れ方には2種類あって、ステアリング・ギアボックスからオイルが漏れるようになってしまうというものと、オイルホースから漏れるようになるというのを聞きます。前者だとアセンブリー交換で30万円コースっていうことですから、いや〜、さすがは高級車。うちの場合、幸いにも後者でした。
もれそのものは以前から少しあったようなんですが、6月あたまあたりだったか、ハンドルを切ったときに妙な音がするようになったんですね。普段からウィーンっていうポンプの音ですか、それはしてたんですが、明らかにそれより大きな音がする。これはヤバイな、と思ってパワステ・フルイドを見てみると、完全に下限を割っています。
その日は出かける予定があったので、デスティーノに持ち込んで、とりあえずはフルイドを継ぎ足してもらいました。
で、とりあえず異音はなくなったんですが、2、3日後にフルイドの量を見てみると、上限よりちょっと上くらいまで継ぎ足してあったものが、すでに下限よりちょっと下。車庫(タワーパーキング)のトレイにも赤黒い液がたまっています。
で、で、覚悟を決めて、11日にデスティーノに持ち込んで修理を依頼しました。その場でジャッキで上げてみると、どうやらホースからの漏れらしい。これなら大体1週間くらいで直る、っていうことでした。
ところが。このホースというのが右ハンドル用はイタリア本国でも在庫がなくなっているとか言い出したわけですよ。なくなっているって、どういうことよ? フィアット・オート・ジャパンによると、車両の生産終了から7年しか部品のストックはしないとかいうわけです。確かにうちのは96年式で、それ以後、少なくとも日本では右ハンドルの164は販売されていない。ってことは、今ちょうど8年くらい経っているわけで、フィアットの方針には合致してます。
しかし、この部品、164では定番の故障部品なわけらしいんですよね。つまり定期的に壊れる。それがわかってるんだったら(わかってるんですよね?)普通の部品とは違って多めにストックしておいたらどーなのよ、え? とワタクシ思いました。
フィアット・オート・ジャパンの電話での対応はとても丁寧ではありました。けど、部品がないって、なにそれ?
仕方がないので、デスティーノとしてはどこかの工場でホースの修理をしてもらうということにしたようです。価格的には、修理代は交換の場合とさほど変わらないそうです。
で、結局かかったのが以下の通り。
工賃 | 35,335円 |
ホース現物修理 | 24,948円 |
ホースジョイントワッシャー交換 | 546円 |
ホースバンド交換 | 526円 |
ラックブーツ切れ交換 | 8,820円 |
P/Sオイル交換 | 3,150円 |
A/Lベルト交換 | 6,720円 |
P/Sベルト交換 | 4,200円 |
オイル漏れ部分清掃 | 1,575円 |
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合計 | 84,820円 |
ま、思ったより安くあがったかな。でも、時間が2週間くらいかかりました。部品手配でつまずいたせいで。この辺がどうもね。故障自体は、これまで少なかったけれど、修理やら整備やらに出したときに、時間がかかるんですよねー。デスティーノの工場のキャパシティーが小さいってこともあるんでしょうけれども。メカニカルな部分とは別のところで、なんか信頼感に欠ける感じがしてしまうわけです。