Alfa 147 Selespeed
- 5 giugno 2004 -
アルファ147セレスピード。
借りました。 アレーゼヒルサイド横浜 というところで、3日間のモニターということで貸してくれたんです。
この車はシフトチェンジのパドルがF1みたいにステアリングの裏に付いています。右をクリックするとシフトアップ。で、お約束のようにやっちゃいましたね。走り始めて最初にシフトアップしようとして、思わずウォッシャー液を出してしまいました。嗤いました。(^^ ;
ま、それはともかく、セレスピードの出来は、よく言われる通り初期の156よりずっとよくなっていました。シフトアップが瞬時に行われる。
けれども、やっぱりつなぎというか、回転合わせというか、もう一つ上手じゃありませんね。シフトダウンはいいんですが、アップのときはガックンとなってしまいます。微妙にアクセルを戻したりするとスムーズにつながるんですが、どういうタイミングでやればいいのか、ちょっと把握できませんでした。シフトダウンは上手にやるのに、なぜアップができないんでしょうね?
私は決してセレスピード否定派とかじゃないんですが、自分で買うなら普通のMTがいいな、と思いました。まあ、仮にシフトアップがスムーズにできていたとしても、やっぱりMTの方がいいんですけれども。レースやるならともかく、スポーツカーにとってはMTの方が面白い。セレスピードはメカとして面白い仕組みではあるかもしれないし、フェラーリのように非日常的スポーツカーならいいんですが、147のようないわゆるホットハッチは、手足で操った方がいいと思います。
それから、147って意外なことに、164よりスピード感がありませんでした。80km/hくらいで走っているのはあまりにかったるい感じ。100km/hを超えて他の車を蹴散らしながら高速道路をビュンビュン走ったりすると、これはすばらしく身軽な感じでいいんですけれどもね。室内の騒音は当然164よりかなりうるさいんですが、なぜでしょう? スピード感がない、ってことは、運転してて楽だっていうことにはなるかもしれませんが、スポーツカーとしてはマイナス要因ですね。より低いスピードで面白くないと、実際問題危険ですから。
そしてもうひとつ、決定的に不満だったのはステアリング・フィール。なんというか、ちょうどゲーセンの「F355チャレンジ」のステアリングみたいで、反力が人工的な感じなんですね。ギアが速くて、交差点なんかも持ち替えることなく曲がれちゃうくらいなのは気持ちいいんですが、どうも感触が嘘っぽい。
ステアリングが速いといえば、ちょっと大きめの交差点を右折するときなんか、本当に少ししかハンドルを切らなくていいので、ウィンカーが戻らなかったりします。面白い。
それからもうひとつ、期待していたこととしてBoseのサウンド・システムがあります。ワタシ、Twentieth Anniversary MacintoshのBoseに感動して以来、Boseファンなわけです。でも、147用にあつらえられたというシステムですが、どうもいいとは感じられなかった。うちのと違って、エンジン切っててもオーディオが動くのはありがたいですが。(^^;
良かった点は、後ろの席が広いことかなあ。164と同じくらいの広さがありますよね。あと、ぴかぴかに磨かれたボディーのロッサ・アルファがとてもきれい。やっぱ赤はいいですよね。
というわけで、実は164の次はこれか?とまで思っていた147でしたが、結構却下されました。評判ほど面白い車じゃないような気がした。わたしにゃ、やっぱりオヤジ車の166あたりなんですかネ。