Alfa Romeologo164 Super 12v

Impressione, Primo

- 8 dicembre 2000 -

インプレッション、その1。

 をいをい、もう4ヵ月もたってるのに、今頃インプレッションもないだろう、と我ながら思いますが。

 ま、それはともかく。最初に思ったのは、意外と普通だなあ、っていう感じでした。

 まず座った感じが普通。いわゆるイタリア車のサルポジ(猿ポジション、ペダル位置にシートをあわせるとステアリングが遠くて手をまっすぐに伸ばさなければならない)ではありません。ステアリングはティルトだけでなく奥行きも調整でき、一番手前にすれば遠い感じはしません。ぼくはどちらかというとシートを寝かした方が好きなので、もうちょっとステアリングが手前にある方がいいけれど、でも不満なほどではありません。ということは、ペダルもそこそこいい位置にあるということです。

 うちのヒロヨさんは右ハンドルですが、ペダル位置が極端に左に寄っているとかいうこともありません。まあ、なんとなくブレーキは右足より左足で踏みたくなるような場所にありますが。ただし、これでMTだったら、ちょっと違和感があるかもしれない。

 シートは電動で、前後、上下、背中の傾き、座面の傾きが調整できます。手動ですが、ランバー・サポートもついています。そのうえシートヒーターまで! ごーじゃすぅ!! でも、電動シートって、メモリーも付いてなきゃ意味ないよね。

 で、アルファって、よく視点が高いとか書かれている場合がありますが、そんな感じはしません。ごくごく普通な感じ。シートの座った感じは、いいです。なんか、豪華な感じがします。ファブリックの感触も悪くない。

 室内は、ガイジンさんの匂いがします。(^_^) ぼくは結構、車内の匂いって気になる方なんですが、BMW、ホンダ、アルファは、それぞれ全然違う匂いですが、どれも好きです。日産は苦手で、すぐ気持悪くなっちゃう。

 内装のプラスティックは、あまり高級じゃありません。ステアリングはレザーでエアバッグ付きです。96年の後期からウッドのステアリングになるんですが、本当はそっちがよかった。噂では、交換は簡単らしいんですが、そのウッドステアリングは15万円くらいするとか。

 角張ったボディーのせいか、四隅の感覚はわかりやすいです。だから意外と取り回しはいい。トランクが高いけど、後ろも、まあ、よく見えます。164というと、大きい、重いというイメージがあったのですが、調べてみるとトヨタ・マークツーとか日産セフィーロとかと変わらないか、むしろ小さいくらいなんですね。だからまあ、これまた普通なのです。

 ただし、小回りはききません。といっても、前乗っていたBMW 320iと比べると、ということですが。最小回転半径は5.4mのようです。ごく普通の日本車とかとくらべれば、まあ普通じゃないでしょうか。普通、普通。

 さらに、装備が普通です。電動で折りたためるドアミラーとかワンタッチ式の運転席パワーウィンドウとか、ついてます。

 不満なのは、ワイパーにミストがないことですね。1回だけワイパーを動かすやつ。間欠ワイパーは5段階に間隔を調節できますが、さほど便利とは思えない。雨滴感知機能はありません。

 それと、これも日本車と同じなんだけど、ドアのロックを解除してもトランクが開かないこと。トランクは別にキーで開けるか、車内のスイッチで開けなければいけない。ドイツ車の場合、だいたいドアのロックと連動していますよね。その方がぜんぜん便利。日本車もイタリア車も、道具としての便利さでは今一歩、と思える部分です。

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